幸せ

目が覚めると 横でまだ
君が寝息を立てていた
痺れる腕 起こさないように
ゆっくり外して頬に触れる

「それが幸せ」とベッドに寝転んで
「何もいらない」と君は
「私の幸せは私が決める」って
愛してくれてたんだね

キッチンに立って 箸を持つ
穏やかな表情で
2人分には少し多いね と言って
後ろから笑う顔が見えた

「それが幸せ」とベッドに寝転んで
「何もいらない」と君は
「私の幸せは私が決める」って
愛してくれてたんだね

「幸せ」とベッドに寝転んで
「あなたと今いたいから」
「それだけでこれからも幸せ」と話してくれたのに
離してしまってごめんね
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