南風と太陽

嗚呼
花粉に苦しめられた
春を通り過ぎ
憂鬱な梅雨も越え

「どちらも好きじゃないわ。
海が見たいなぁ。」と
悪戯に君は言う

波打ち際で
暑い日差しの下
汗ばみ微笑む姿
とても奇麗だろうな

南風と太陽が争ってさ
羽織ったカーディガン
脱ぎ去った君
本当の姿
見せとくれ
まだ誰も知らない眩しい笑顔
君を僕の
ものにしたいな
実現程遠い
妄想ばかりで

嗚呼
現実は高嶺の花で
デート誘う事
出来ずに過ぎていく日々

反比例
留まる事なく
膨らみ続ける
しょうもないイマジネーション
あんなことこんなこと
駄目駄目な僕がいる

南風と太陽が争ってさ
透き通る様な
肌にのせた
生地少ないキャミ
狂わせる
日焼け止めの匂い風が運んでさ
刺激された脳
強い日差しが
さらに駄目にする
もう耐えられない

oh
嗚呼
やっぱり現実では
上手くいかないやぁ
話す事すらビビってる
コミュ障な僕なんです

南風と太陽が争ってさ
羽織ったカーディガン
脱ぎ去った君
本当の姿
見せとくれ
南風と太陽が微笑んでさ
君が僕の
虜になる日
実現程遠い
妄想ばかりで

It's a virtually image
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