深愛

夢の中でほら あなたが小さくなっていく
穀は反応して 夜毎となりに手を伸ばすの
渇いた闇の中 自由の嘘に心奪われ
見失う私を許してください

声やひとみ それはもう
触れられないのでしょうか
まだ恋 あなたの胸で 目醒めたいのです

心に潜んだ 面影を強く掻きむしる
くだけた想いの端 集めてつなぎとめて揺られる
現実の空想に 溺れていました

誰かの胸 くちびる
安らぎはないのでしょう
真実 つらぬき迷う 明日は美しい

綻びはじめた記憶を黒く塗りつぶせば
錆びついた赤い糸が絡みついていく

抱かれた胸 どうして
あなたではないのでしょう
まだ恋 目を閉じるたびに 季節は流れていく
歪む愛や 強がり
心は求めている
消えゆく あなたの愛に
幸せ 捧げる……
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