風が眠る地へ

風に乗り導かれ 私は月に眠る
暗い空 沈む雲は 涙で霞んで見えない

ここにいるのに届かないの
どうして私 こんなにも切ないの
あなたへ寄せたこの思いは 風が眠るあの地へ

もう二度と戻れない ちぎれたあの場所には
その瞳 灯火(ともしび)さえ 風に吹かれ消えたままで

ここにいるのに届かないの
どうして私 こんなにも切ないの
あなたへ寄せたこの思いは 風が眠るあの地へ

泣かないで 雲が晴れたらきっと行ける あの場所へ

ここにいるのに届かないの
どうして私 こんなにも切ないの

二人歩いた道の先は 雲が眠るあの地へ
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