恋模様

都会はいつも 行くひと来るひとの
港そのもの やすらぐ場所もない
傷ついて流されて 愛に生きられぬ
何処か私の やつれた旅路に
なぜだか似てる 恋模様

降り立つ駅は 何年ぶりでしょう
汐の匂いに 目頭熱くなる
海峡の街を行く 旅のその先に
ぬくもり運ぶ 春がありますか
見果てぬ夢の 恋模様

人生なんて 泣く時笑う時
時が過ぎれば 想い出に変わるの
ハマナスの赤い花 心の窓から
遠くに咲いて 明日が見えます
ひとりで描く 恋模様
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