tiptoe

はじめて 夜明かしした
あの朝 今も憶えてる
何だか ドキドキして
ベッドの中で 震えてた

このごろ ふと思うの
鏡の前で ひとり
幾つの痛みを知れば
眠れない夜が 終わるの

探せば 隠れる
追えば 逃げていく
大人のわたしの うしろ姿
すぐに 遠くなる
そして 消えていく
届きそうで 届かない

はじめて 嘘をついた
あの夜 今も憶えてる
時々 悲しくなる
子供のふりも 出来なくて

このごろ ふと思うの
鏡の中で ぽつり
幾つの涙 流せば
眠れない夜が 明けるの

探せば 隠れる
追えば 逃げていく
昨日まで笑ってた あなたが
すぐに 遠くなる
そして 消えていく
届きそうで 届かない

明日のほうばかり 見てたら
突然の雨粒に 戸惑う自分が 可笑しくて

ちょっと立ちどまって 瞳を閉じよう
あなたと一緒に 笑いたいよ
ときどき休んで たまには無理して
大人のわたし 探そう

外へ出かけよう 陽のあたる場所へ
角を曲がれば きっとそこには
今を生きている わたしがいるはず
お気にいりの 靴履いて

はじめて 夜明かしした あの朝 今も憶えてる...
はじめて 嘘をついた あの夜 今も憶えてる...
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