造花と嘘
僕が僕で在るため守るもの、
居場所の為無くしたもの。
どちらも僕には上手く量れずに
消え入りそうな声で叫んでた。
「此処に居たい」
抱え、纏った嘘の重さで上手く立てない。
僕は必要とされる為ならそれで良かった。
ただ、
傷付けることなんかより
傷付くほうが楽で
“此処に居る不確かさ”
それだけが怖かったんだ。
手のひらから溢れる砂のように
すり抜けてく自分自身。
上手くやり過ごしていく器用さを僕は手にしてたつもりだった。
不完全な部分を見せられず作り物の花びら身につけて、
枯れることも出来ない僕は
消え入りそうな声で叫んでた。
「此処に居たい」
塞ぎ、自分を押し殺してた。それでよかった。
全部必要とされたいからだった。
僕が僕で在るために――。
手のひらから溢れる砂のように
すり抜けてく自分自身。
ここに居て良いと、それだけの人と
言えるような僕はまだいないけど
僕が僕で在るため守るもの、
居場所の為無くしたものでさえ背負ってくよ。
それしか出来ない。
君に届くように叫んでる。
「此処に居るよ」
居場所の為無くしたもの。
どちらも僕には上手く量れずに
消え入りそうな声で叫んでた。
「此処に居たい」
抱え、纏った嘘の重さで上手く立てない。
僕は必要とされる為ならそれで良かった。
ただ、
傷付けることなんかより
傷付くほうが楽で
“此処に居る不確かさ”
それだけが怖かったんだ。
手のひらから溢れる砂のように
すり抜けてく自分自身。
上手くやり過ごしていく器用さを僕は手にしてたつもりだった。
不完全な部分を見せられず作り物の花びら身につけて、
枯れることも出来ない僕は
消え入りそうな声で叫んでた。
「此処に居たい」
塞ぎ、自分を押し殺してた。それでよかった。
全部必要とされたいからだった。
僕が僕で在るために――。
手のひらから溢れる砂のように
すり抜けてく自分自身。
ここに居て良いと、それだけの人と
言えるような僕はまだいないけど
僕が僕で在るため守るもの、
居場所の為無くしたものでさえ背負ってくよ。
それしか出来ない。
君に届くように叫んでる。
「此処に居るよ」
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