くじら雲

気付けば側にいたなあ
くだらない事、なんの身にもならない事
繰り返して笑い合って
話し言葉も少し似てきたのかなあ

答えになってないか
そんな顔すんなよ
今さらになるケド
ちゃんと君に伝えなきゃな

君だけに向けて歌うよ
僕だけの声で伝えよう
君になんて言ったらうまく伝わるかな
あんまり得意じゃないからさ

何気なく過ごした日々も
何気なく放った言葉も
胸の奥の方かな
ちゃんと持ってるから
寂しい顔しないで側にいるよ

明け方の空に浮かぶ雲指差し
笑い合う二人を包むように
カーステレオから流れる
お馴染みのメロディを
口ずさんでいつまでも終わらぬように

崩れそうな空も吹き付ける風も
二人で乗り越えて行けるだろう
泣き出しそうな夜も透き通る朝も
君と僕で迎えよう
ずっとずっと
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