東京三日月倶楽部

夜空をひとり 見るたびに
満月のよに まるかった
心もいつか 削られてゆき
哀しくとがった 三日月に

忘れたふりして 生きるクセ
愛した分だけ 深い傷
あなたは優しい 人でした
優しい人ほど 残酷で

東京三日月倶楽部
心の痛み 酔わせるように
お酒という名の 夢を飲む

男が純な 少年で
女が強い マリアなら
最後はいつも 許すしかない
お決まり通りの 裏切りを

泣いてもどうにも ならないと
いつから涙を 忘れたの
強がり続ける 嘘つきは
ほんとは泣くのが こわいだけ

東京三日月倶楽部
心をそっと 洗ってくれる
琥珀(こはく)の涙を 酒と呼ぶ

東京三日月倶楽部
あやまちさえも 許してくれる
大人の時間を 夜という
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