彼岸花

冷めた瞳、睨んで絡んで
吐いた言葉笑って噛みついた
無視するように逃げて去って
呻吟ふように、辿り着いた

ゆずれない想い縛りつけた

萎えた心揺らいで、見ないで
鼻突くニオイ放って染みついた
繰り返される時代に病んで
何もなく術失った…

陽も射すことない、閉まりきった
何もない部屋で座りこんだ

悲しみに消されそうだ儚いこの想いが
届かないこのままじゃ毀れそうなんだ…
現在も、この身体呑まれそうだ嘲笑う人々よ
厭きられて、捨てられて、手招きされて…サヨナラ…

荒れた社会、もまれ沈んで
煮え切らない水も飲みほした
自問自答は尽きて
何もかもがムダだと思ってしまった…

悲しみに消されそうだ儚いこの想いが
届かないもう二度と…毀れていった
君(あなた)は散った、もういない、残らない欠片さえ
叫んでた、叫び狂った枯れはてた声
サヨナラ…。
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