君のくつ

ほこりをかぶった 君のくつが
「ひさしぶりね」と僕に笑った

かかとについた汚れを 落とせずしまっておいた

あの日には雨が降り 傘も差さずに君は
僕の足跡見つけ いつまでもはしゃいでた

あの日にはもう あの日にはまだ
帰れるくつがない

夕日に染まった 君のくつが
「ここまでおいで」と僕を呼ぶよ

ゆっくり追いかけていこう その背中がとても愛しい

いつのまにか日が暮れて 帰り道を探してた
僕の足音探し いつまでもついてきた

あの日にはもう あの日にはまだ
帰れるくつがない

あの日にはもう あの日にはまだ
帰れるくつがない
あの日にもまた あの日にもまた
帰れそうなくつがある

僕が選んだよ 君のくつを
「こんなのいやだ」と言われるかも
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