錆びた時計

サヨナラと言えない君の弱さを
いつだって わかってたくせに
行くなよと言わない男のずるさ
責めるよに いまバスがきたよ

悲しい瞳で 見つめられると
このまま君を離せないけど

いまは 背を向ける
錆びた時計のように
これ以上 ふたりをつなぎたくない
きっと この愛で
君を傷つけるだけ
想い出を痛みに 変えてしまうだけさ

君の手をほどけば 胸に北風
ためらいを引き裂くクラクション
いつからか 失くした夢のかわりに
君のこと 抱きしめていたね

昨日の時間で 心の針を
止めたままで いられないのさ

いまは この胸の
錆びた時計を壊し
夢を追うことから 始めてみよう
だけど 忘れない
遠く離れていても
君なりの未来(あした)を 願い続けてるよ

いまは この胸の
錆びた時計を壊し
夢を追うことから 始めてみよう
だけど 忘れない
ツラくなったときには
この愛でいいなら きっと救(たす)けにゆく
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