雪と夢のものがたり

「遅くなってごめんね~。上司のお手伝いが長引いちゃった~。
それじゃあ、早速、僕のお話を聞いてもらってもいいかな?」

『真っ白な雪景色 これは全て幻』
そんな夢を見たある日 ぼくは旅に出た

森の中で出会った 「キミはぼくのともだち?」
寂しそうな目をしてる 遠吠えのВолк

Девять…Десять…
数え終わり目を開けても
変わらず広がる白い世界…

ぼくは歩くよ あの夢まで
酷く吹雪いたとしても 白い足跡消えることなく
凍りつく Россия♪

「雪のなかをずっと歩いて寒くないかって?大丈夫♪
少しも寒くないよ~?でも、ちょっと疲れちゃったから
少しだけ休もうかな~。
空気が澄んでいて、とっても綺麗だな~。」

空に手を伸ばしたら 届きそうな星たち☆
白い息吹きかけたら どこかへ消えるの…?

再び歩き出した ぼくを誘(いざな)ったのは
暖かい灯り纏う 大規模なЦирк

心に馴染んだ音や踊りで
自然とこみ上げて笑顔になるけど…ね?
なぜか寂しいな…どうしてだろう?
再び目を閉じて開けば静かな世界…

「ぼくの名はロシア。きみはだれ?ぼくとともだちになろう?」
ぼくは歩くよ あの夢まで
きっとどこかにあるから 水もВодкаも涙でさえも
凍りつく Россия♪

ぼくは歩くよ あの夢まで
そんな雪のものがたり 聞いて笑ったその笑顔だって
凍りつく Россия♪
Россия♪
きみとぼくでロシア♪
「さてと。今日の日課をすませておこうっと。…圧力♪」

Россия♪
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