ヘブンリーブルー

一輪の朝顔の美しさをお前なら
どう例えるのだろう どう触るのだろう
黙り込む器にくちびるつけて
含んだ景色を私ならどう詠むのだろう

Heavenly Blue Heavenly Blue
凡百のものを切り捨てていく
Heavenly Blue 容赦なく降る鉄屑の舞
そこから唯一の粋人だけを残す究極の術
お前なら成せるか 私なら出会えるか

土の壁這っていく青紫は夢をみる
うつろいやすい午後にその花びら閉じる
混ざり合う背中が底に沈んで
上澄みだけをどちらかが飲み干していく

Heavenly Blue Heavenly Blue
滅びの美意識が重なる時に
Heavenly Blue 喉元を熱くさせる世情
このレクイエムに一服進ぜよう閑寂の境地

Heavenly Blue Heavenly Blue
Heavenly Heavenly Blue
Heavenly Blue Heavenly
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