君の季節

好きだから隣にいて 好きだから触れられない
“もしも”の明日が作る未来
また巡る季節の中で眠る物語

当たり前のように君がいる 流れていく日々の中で
どれだけの偶然が重なって この気持ちが生まれたんだろう
前髪いじるその癖が可愛いなんて 知らない内に思うようになってた

雪どけが遅すぎたね 花はまだ咲ききらない
ほのかな想い もし伝えたら 変わってしまうのかな?
友達のままでいれば離れずにいられるだろう
甘い痛みが 花より早くゆるやかに色づいていく 君の季節

並んで歩いた遊歩道 代わり映えしない町の
暖かな木漏れ日のカフェも 少し違って見え始めてた
ふと目が合った瞬間の 少し困った君の笑顔が切なくて それでも

ときめきを重ねたくて 追いかけた南の風
もう届かない君の笑顔に 今でも焦がれるけど
その声もその香りも君だから好きになった
でも今のまま 流れのままに 過ぎ去る季節を眺めていよう

もう戻れないと知ってて それでもまだ求めてる
あの頃のような友達に戻れたら

好きな事 伝えたくて 伝えたら 壊れそうで
臆病な僕は 本当の気持ち隠して 笑ってるよ
好きだから隣にいて 好きだから触れられない
“もしも”の明日はもう来ないけど また今年も巡ってくる

君の季節
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