壊れた時計

愛の火が 消えた今は
壊れた壁掛けの 時計
進めない 戻れない まして 泣けはしない

恋という芝居の 泣き笑い
男と女の物語
幕ぎれはいつでも あっけなく
さよならの言葉で しめくくる
最後にひと言 台詞(セリフ)にはないけれど
暫くは 他の女を 抱かないで

愛の火が 消えた今は
壊れた壁掛けの時計
進めない 戻れない まして 泣けはしない

懲りもせず 出会いをくり返し
何度も 別れを 演じては
バカよねと ひとりで つぶやいて
水割りのグラスを 鳴らしてる
つぎはぎだらけの 想い出を抱きながら
長い夜の海 ゆらゆら 漂う

愛の火が 消えた今は
壊れた壁掛けの 時計
進めない 戻れない まして 泣けはしない

愛の火が 消えた今は
壊れた壁掛けの 時計
進めない 戻れない まして 泣けはしない
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