Crime

夜の海を照らすキャンドルのような三日月は
二人に寄り添う影
ゆっくりと落ちて行く月の雫がキラキラと
波を揺らしているよ

シュロの木に凭れながら 交わした会話も今なら
虹になりそうだね

今日と同じ明日を繰り返すだけなら
なぜ人は生きることの罪を夢に託すの?
二人過ごした日々の嘘や涙の跡
これからはずっと誇りに思いたいから

ボードウォークの上ではしゃぐ恋人達が
ほら 妖精に見えてくる

今はもう言葉なんて 二人の間をじゃまする
貝殻のようだね

今日と同じ明日を繰り返すだけなら
なぜ人は生きることの意味を夢に託すの?
永遠の満ち潮が訪れた後には
思い出が輝きを残してくれるから
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