蝉時雨

雨降りそうな空を見上げては 浮かべた夢
僕らは今、風を待っている あの雲揺らせ

誰もがみんな空を飛びたいと
思ったこと 一度はあるだろう
そんな事ふと思い出して 時間は止まって
気付けば雨、雨

退屈と夢を転がして過ぎた時間で
誰かの声 微かに聴こえた 気がした午後

いつから君は そこに立っていて
同じ歌を 歌い続けてきたの
どうやら雨の正体は 君の声だった
鳴り止んで 気付いたよ

居なくなってからじゃ サヨナラも言えないな
もう一度聴かせてよ 僕も飛んでみるからさ
待っていて蝉時雨 もう少しだけ鳴り止まないで
優しい雨

繋いだものは 君のメッセージ
いつまでそこで 雨宿りするつもり
さあ、風向きが変わったな
夏が終わってしまう前に 僕らは今
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