いつかどこかできっとまた

コスモスが咲いて
夏は彼方ヘ
サックスの空と白い雲
乾いた風ひと吹き

果実が割れる
夕日は長くて
夢を描いたキャンバスに
涼しい風ひと吹き

「いつかどこかできっとまた」
笑ったように見えた
「いつかどこかできっとまた」
言った彼女はもういない

コスモスが咲いて
夏は彼方ヘ
シーソーの乾いた音
冷たい風ひと吹き

ひと吹き…
ひと吹き…
ひと吹き…
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