永遠の春

長い石段 のぼれたら
女の迷い たちきれますか
あなたと いつか 来るはずだった
南の街へ ひとり旅
ジャスミンティーを 窓辺で飲めば
春まだ浅い 九イ分(きゅうふん)の海

朝陽 きらめく 阿里山(ありさん)に
命のつぼみ ふくらむ季節
桜を植えた 名もなき夢が
私の瞳 熱くする
涙がぽろり 雲海はるか
花咲く頃に 戻って来たい

明日への祈り ランタン祭り
心に 永遠の春を呼ぶ
面影抱いて 見上げる空に
一羽の燕 旅立ちの時
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