ふいに走り抜けた風に 遠いあの日を思い出す
柱に誇らしく並んだ 幼き成長の印し
その小さな刻みの隙間に 私や家族や誰かの
喜びや悲しみなどが 幾つ隠れているのでしょう

優しい風につつまれて 大事なものを取り戻す
私はそっと あなたにたどりつく

いつも笑っていたあの子が ふと見ると涙をぬぐっていた
泣かせた奴らを探し回った あのときの空は赤かった
いつからだろう夢とか未来とか 口にすることがなくなった
でも気持ちの片隅残ってる 何かが私を動かしているのでしょう

優しい風につつまれて なくしたものを探し出す
陽だまりそっと 迷いをとかしてく

優しい風につつまれて 大事なものを取り戻す
私はそっと あなたにたどりつく
私はそっと 私にたどりつく
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