越後平野

枯れ葉散らして 吹く木枯しが
夢も連れてく 晩秋の町
遠くはぐれた あの温もりを
追えば未練も かじかんで 
かじかんで…
越後平野は 冬間近

小千谷(おぢや)つむぎの 残り香抱けば
紅の名残りに 涙がにじむ
たどり着けない この恋だけど
せめて逢わせて もう一度
もう一度…
越後平野の 冬銀河

北風(かぜ)に飛び立つ 冬鳥たちよ
どこへ行くのか 凍てつく空を
愛を失くした 女の胸に
二度と止まない 雪が降る
雪が降る…
越後平野は 冬さなか
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