甘美な嘘と退屈な薄紅

さぁ息を殺して 真夜中の悦楽
天使の靄を吸い込み 踊れ

ねぇ確かに見えた 恍惚の微笑み
光の中で 溶ける

もう戻れる道は無いさ
青い接吻 とろけそうだ

ジャンクな夢にまみれたのさ
青い天国 たまらないぜ

僕に手を振る影 微睡みの中
痛みが薄れ 君は笑う

やがて消えゆく感覚
錯覚に似た幻影と
至福が襲う苦痛の海に
溺れてしまう

もう芝居はやめだ 退屈な薄紅
鎖は螺旋 笑顔も歪む

ダンスフロアに独りきりさ
黒き麗し 舌這わせて

呼吸 鼓動が 張り裂けそうだ
白い輝き 唾液に溶け

ここが楽園なら その唇の
甘美な嘘で 愛してくれ

向けられている羨望
欲望を持つ花たちが
咲き乱れた 筋書き通りに

君の瞳の中 既に亡くした
あの日の僕が 爪を立てる

堕ちて溶けゆく熱情
劣情に似た滑稽な
言葉の群れが 痺れとなって
色彩を変えて行く

苺を舐めて 天を仰ぐ
君の戯言 耐えられそうさ

反吐がでるよな 時間過ごし
手にしたモノは 割に合うか?

ここが楽園なら その唇の
甘美な嘘で 愛してくれ

向けられている羨望
欲望を持つ花たちが
咲き乱れた 筋書き通りに

僕に手を振る影 微睡みの中
痛みが増して 僕は笑う

やがて消えゆく感覚
錯覚に似た幻影と
至福が襲う苦痛の海に
溺れて消えた
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