サクラユメ

ねえ 覚えているかな?
ねえ 蔑むあの場所

あの日の約束が微かに蘇る
無くしたはずの淡いブックカバー
小説のストーリー 出会いと別れ重ね
夢中で追いかけていた

朝露で濡れた窓 瑠璃色に染めた空
息を押し殺した蕾は芽吹く色も知らない
僕は何も 何も

サヨナラは言わないで これで最後になるから
また逢えると信じて きっと

空に舞う花びら 風が遠く運んだ
限りあるこの命問いかけ
まだ見たことも無い景色を見たいんだ
果てしなく続く空

7つ数える頃にはもう僕はいないと思うよ
1年後にまた同じ景色を見せてあげるから

揺れる花びら見つめて 君は何を思うのかな?
繋いだ手を離さず ずっと

サヨナラは言わないで これで最後になるから
また逢えると信じて きっと

あの日の約束が微かに蘇る
無くしたはずの淡いブックカバー
小説のストーリー 出会いと別れ重ね
夢中で追いかけていた

蕾が開いた花 桃色に染めた花
いつか きっと
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