なみだの色

涙は何故だか色はない
何かが流されていったのかな

お店の前で
母親にぐずり
濡らす
あの子の赤い頬
夕焼けも赤く
涙染めて
足を止めた
うつる空が心つれて行く

昼間、澱んでた失敗も
あの子の涙が
水に流してくれたよ

空の色に寄りそって帰ろうかな
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