いつかの雪の日

いつか来た公園でなんとなく‥ いつか見た光景になんとなく‥
君の姿探しちゃうなんとなく‥ 向こうの方から聞こえてくるカウントダウン
いつもの様に いつもの通り お決まりのメロディーもノリノリ いつもの調子
ひとりひとりの笑顔も文字通り 色とりどり ドキドキ モミの木
嫌でも思い出す 特にこの日は この季節になればただほろ苦く
あんまくっつくなって言ったって離れなかった
人前ではキスはせがまなかった
二人ならどんな日もあったかく 雪が降ろうとそうだったはず
いつか来た公園でなんとなく‥ いつか見た光景になんとなく‥

今年もこの街に雪が降る 音も立てず 降り積もれば
あの日の二人はもう帰らない 君はもういない・・・

今年も一人街を歩けば 眩しい灯が僕を照らす
あの日の二人はもう帰らない 君は今頃・・・

いつもの様に いつもの通り お決まりに手つないでノリノリ いつもの調子
思い出せばあの日も文字通り 色とりどり ドキドキ モミの木
一人にしないでって二人して泣いて
また抱きあって ずっとこうしてたいね
あさってになれば 明日も過去 時がたっても残る涙のあと
真っ白に染まった街 止まった足 独りたたずむ広場の真ん中に
いつか来た公園でなんとなく いつか見た光景になんとなく

今年もこの街に雪が降る 音も立てず 降り積もれば
あの日の二人はもう帰らない 君はもういない・・・

今年も一人街を歩けば 眩しい灯が僕を照らす
あの日の二人はもう帰らない 君は今頃・・・

いつか来た公園でなんとなく‥ 君はもういない・・・
いつか見た光景になんとなく‥ あの頃のように・・・

手のひらにのっかった粉雪 音も立てず 溶けて消えた
君は今頃 他の誰かの 胸に眠るよ 君はもういない‥ 君は今頃‥
×