恋文

何度も連絡をしちゃうと 君に煙たがられるから
僕の毎日は その間を数えてる
「好きな人とかいないの?」 簡単なことすら聞けずに
伝えたいはずの思いを 悟られないようにしてる

君の肩が少し触れたあの信号待ち そのままこっちに寄りかかればいいのに
ちゃんと支えるから もう悟ってもいいよ

「おやすみ」なんてさ 言わないで欲しいよ
返事の途中 もう眠りについて
そうすれば「ごめん、昨日寝ちゃったよ」って 明日も君から始まるかな
何度も 何度も 聞こえないように 小さな声で「すきだよ」

子供のような無邪気さで ほころんだ君の笑顔は
僕が映らないほどに細い目をしてる
風邪を引いたら看病したい 頼れるところだって見せたい
でも決まっていつも 風邪を引くのは僕だった

どこへ行ったとか 何をしていたとか
忘れてしまう日が いつか来たとしても
「君といたんだ」それは忘れないんだろうな

「おやすみ」の後、もしも「また明日ね」と
言ってくれたなら それだけで嬉しくて
気が付けばほら それが日常になって...そんなに上手くいかないかな
何度も 何度も 君の名を呼んで 伝えたかった「すきだよ」

気をつけてねと手を振った帰り道 君がさ 振り返るかもしれないから
ずっと動かずにいて 歩き出せずにいて
もう少し一緒にいてくれたりしないかな

「おやすみ」なんてさ 言わないで欲しいよ
返事の途中 もう眠りについて
そうすれば「ごめん、昨日寝ちゃったよ」って 明日も君から始まるかな
何度も 何度も 聞こえないように 小さな声で
ほんの2文字で 伝えたかった 恋文
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