なんでもないうた

どうしようもないこと
拾い上げては
カゴに放り投げる
ギアは三速で

いつも笑われる
僕の宝物
ほんとうのことは
風も知っている

ガラクタだ僕らも
きしんでボロボロだけど
大きな声で歌が歌える
それでいいんだ

なんでもないようなことだけ
僕らはきっとずっと歌ってたい
歌をうたう

でこぼこ道に
泣いた日もあるさ
傷も言っている
まあいいやって

ちょうど良いところ見つけては
僕らはもっとちゃんと楽をしたい
夢を見てる

大きいペダルは
玉に瑕だけど
その分だけ
スピードになるから

なんでもない僕
なんでもない歌を聴いてよ
なんでもないけどね
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