そして…旅詩

おまえの純な やさしさに
つらくなるんだ… 過去の傷
いつかはきっと わかるだろ
熱き涙の さよならを…
元気で暮らせ 泣かないで
明日(あした)を探せ 負けないで
おまえの寝顔 濡れたのは
知っていたのか… 男の哀しみを

寒々しらむ 明けの空
旅へ急げと… ベルが鳴る
見馴れた街の 何もかも
今はこんなに いとしくて…
俺など待つな ひとり酒
傷など背負うな はぐれ酒
おまえのくれた 想い出が
きらり光るよ… 男のさすらいに

おまえの愛の 可憐(いちず)さに
俺のこころも… 変わるだろ
振り向きゃ見える 微笑みに
熱き涙を ありがとう…
笑顔で生きろ 似合うから
幸せきっと 来るだろう
おまえのために 祈りたい
遠き星空… 男の旅ごころ
×