THE SUPER STAR

ベルベットの紅いカーテンの裏で
君は暗い客席を見て振り向く
そして急に泣きそうな顔をすると
俺にそっと瞳で語りかけたね

君はSuper Star 両手広げライトの中
笑みを浮かべて 君は出ていく
君はSuper Star 拍手の渦に包まれ
汚れちまった ラブ・ソング手に

愛している 愛している
楽屋を消える俺の背中に
偽りの愛の歌が つきささる

陽かげ町で 送る人生は嫌と
昔住んだセピアの部屋もたたんだ
責めやしない 華やかな椅子選んでも
許すことが男の値打ちじゃないか

君はSuper Star 寒い胸から飛び立ち
二度と帰らぬ人になったね
君はSuper Star 出来るなら君のやさしい
生きかたまでも 変えてくれるな

愛している 愛している
冬のホームで嘆く背中に
過ぎ去った愛の日々が つきささる

君はSuper Star 色とりどりのテープが
心にそっと絡みつくだろう
君はSuper Star どんなに遠く逃げても
淋しい歌が追いかけてくる

愛している 愛している
舌打ちをして惑う背中に
偽りの愛の歌が
つきささる つきささる つきささる つきささる
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