四月十日の詩(デン助劇団に捧げる唄)

階段を一歩一歩上る
それも 今日で終る
ああ 浅草の灯が消える
今日で すべてが終る

暗い足音が唄う
足音に涙が光る
ああ 浅草の灯が消える
今日で すべてが終る

歴史が目の前に浮かぶ
歴史に想い出が唄う
想い出に笑い声がひびく
それも 今日で終る

客席から声がかかる
その声に涙が浮かぶ
デンさん あんたのいない浅草にゃ
おいら あしたからこないよって

最後の笑い声ひびく
笑う声に昨日が映る
ああ 浅草の灯が消える
今日で すべてが終る

階段を一歩一歩上る
それも 今日で終る
ああ 浅草の灯が消える
今日で すべてが終る
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