星空を歩く音

わたしのいる世界は雑音だらけだ
鳴り止まない暴力の 中心にいる

感受性の権化みたいな 生き物たちには
この地の風が恐ろしいけど
自分に嘘をつき続けるなんて
もっともっと寂しいだろうなぁ

埃だらけの部屋
嫌われて 逸らして 疎まれて
でも埃は光にあたると キラリと輝く
善良とは言い難い こんなわたしだけど
みあげてる星空は こんなにも美しい
その瞬間 自由だった

家の中にいるのに 雨が降る夢をみた
顔に雨が当たる おかしな夢

緩まった弦のままじゃ音が出なかった
キツく張り詰めて 鼓膜に届く
限界まで耐え抜く心だけが
初めて涙になるんだ

上手に泣けなくて
苦しくて 痛くて 叫びたくて
伝えようにも言葉が出なくて だから歌った
「誰かわかってくれよ 少しだけでイイんだよ」
星空ほど遠くで
わたしにしか聴こえない 煌めく心の歌

否定だらけの衛星軌道上から逸れたい
自分探しっていう名の気分転換じゃなくて
何気ない毎日で わたしだけの星空を見つけて歩く

上手に泣けなくて
苦しくて 痛くて 叫びたくて
伝えようにも言葉が出なくて だから歌った
「誰かわかってくれよ 少しだけでイイんだよ」
星空ほど遠くで
わたしにしか聴こえない 煌めく心の歌
ほら 自由になれ
×