青い癖

急ぎ足 走り抜けた過去、そして現在
その身の置き場所が見つからないまま
こうやってあの頃認めなかった方へ
傾いた理由はなんだったのでしょうね

巧く飾ってしまう君の悪い癖
言葉で言えない私の悪い癖

今日も一つ、また一つ消えると知りながら
開き直って胡座をかいた私と違って
諦めなかったのが君の命の美しさの全て

ねぇ 少しは気付いていられたら
ねぇ 私は君に何を話したでしょうね

祈りの火、灯し 握りしめた手のうちに
強く浮かび上がる
君にもあるそれが 私を今も動かしている

ねぇ 少しは気付いていられたら
ねぇ 私に今頃何が言えたでしょうね

こんな小さな祈りの火
一つくらいじゃ何も変わらないと
背を丸める私を誰も攻めたりはしない
「あなた」が今 そうであるように
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