いくつのときかしら

いくつのときかしら 忘れたわ
男と暮らした港町
みようみまねで 酒も煙草も
女の涙もおぼえたの
あれからずっと 似たりよったりの
男達を愛してきたこの私
淋しい話はこれくらいで
グラスを置いたら 抱きしめて

いくつのときかしら 家を出たの
夢がありそな港町
みようみまねで 歌も踊りも
恋のせつなさもおぼえたの
あれからずっと 似たりよったりの
その日暮らしが身についたのね私
名もないホテルの窓をしめて
名もない二人の夜がくる
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