アメザイク

飴細工のような君だから
僕がちょっぴり触れただけで
粉々になってしまいそう
だけどこの手で確かめさせて

例え二度と元には戻せないとしても

大きく真っ黒な瞳に柔らかい髪
華奢な身体に透き通るような白い肌

神様が作るものを
間違えてしまったみたい
僕には必要の無いものが
どうしてここには付いているの?

だけど自分の気持ちに嘘なんてつけない

僕のこの身体が悪い夢ならばいいのに
目が覚めて滑らかな身体になっていればいいのに

僕が僕らしく生きるためには
僕を君の姿にして欲しい

僕に無いものを君は持ってる
飴細工のように生きてみたい
お伽話の様に妖精の魔法で
12時までの一晩だけでいいから

どうかこの僕をあの子みたいな
可愛い女の子にして下さい
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