SUMMER EYES

コテージの窓から広がる
コバルトのリーフが光れば
陽に灼けた横顔ためらい
少しうつむいて 少年みたいね

私ひとり 街へ帰る
海風 聞かせて

君のせいじゃない
言い出せなかった
私がいけないだけよ
彼女には何も
知らせずにいてね
遠くで見つめていたい

太陽が特別眩しい
息さえもできないくらいに
手の平を翳して見上げた
夏を少しだけ嫌いになりたい

シャツのえりを直しながら
涙をかくした

君のせいじゃない
そんな自分を
責めたら悲しくなるわ
悪いのは私
困らせてばかり
ごめんね好きだったこと

風邪をひいたのと
伝えておいてね
誰かに聞かれた時は
悪いのは私
困らせてばかり
ごめんね好きだったこと
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