My first lover

影が伸びる 帰り道
そっと君が手を握って
夕映えの中 揺れた心

淡い期待はいつしか
花のように一枚(ひとひら)ずつ
千切れてはまた 風に消えて

いつも隣の 微笑みさえ
僕の勇気だけ 追いつけずに

君が好きだって云えば
壊れてゆく気がした
なにもかも色づく日々が
眩しすぎて
ただ見つめてるだけで
幸せと言い聞かせた
あの時はそれが恋だと
知らぬままに

君が夢を語るたび
僕はつまらない表情(かお)した
違う世界にいるみたいで

二人揃えた 歩幅さえも
いつか不自由に 感じたんだ

君に好きだって云えば
今も側に居られた?
過ぎ去った季節に罪は
何もないけど
行き場のない痛みに
何度も震えながら
面影を抱きしめていた
夢の中で

はじめての恋心
思い出は鮮やかに...

あの夜泣いた君も
怒りだした理由も
今ならばもっと素直に
解り合えた
云えないままのI love you
空を切った想いが
いつの日か 未来に意味を
残せるように
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