転がるレモン

緑色の恋が
五月雨を生むときの明日
眠りにつくよりも深く

冷めてゆくコーヒーは
秘密咲いた茶色で
地下に見つけた洞窟の香りがして

レイニーさまよいたいのレモンの影に
レイニー草原の彼方そこにある
レイニーさまようまでこんなわたしは
レイニーこげるほどに太陽の近く

つみ木とひもをつなげる
見かけの月をながめ
chewing gum ひとつあげる

顔を近づけてみる
すこし涙は浮かび
それと同時にふせる目に止まらないのは

レイニーさまよい続けてもいつまでも
レイニー愛あるのは夢だったの
レイニー草原の中で雨を見ていても
レイニーレモンをかじる

それみよがしに
雲は過ぎてゆき
彼方にはぐるぐる
尽きずラブラブ

ころがるレモン色は知る
彼女の街で
言いたげの恋の日
どうしてもレイニー
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