シーベッドルーム

海底の其処に沈んで
水圧で破れてしまえたら
それでも望まなくとも身体は勝手に浮いて
気付けばまた息を吸って
楽になりたいもう全て

宇宙の向こうへと
星を超えて

まっくらやみかぶる空に
一縷の糸が垂れ下がる
まぼろしとまやかしがこの世を全て映して
妄言ふわりと沁みる
それが一切の総意

きみを置いてほら
先に行くよ

泣いて笑ってまた明日
繰り返す日々の意味と価値
一切僕は持っていないらしい
屈折率だけが臨界点
限界超えてもう誰の眼にも映らなくなった

宇宙の向こうへと
星を超えて
きみを置いて
先に行くよ
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