夜想曲

言葉になれない声は枯れて
このままここで帰りを待つよ
最後のチャイムと共に君の姿を
追いかけてゆく

聞こえないふりで過ぎてしまった
今さらどうしようもないよな
いつかは見えるだろうか景色は変わって
歳を重ねて

何度も同じ夢を描いてさ
夜を覚えたのは誰のせい?
滲んで消えるよ

自由とか幸福に人は溺れて
心が離れてしまう
頼りのない頭は老いて
眠ることさえ容易くなった

孤独な地球(ほし)で生まれた命は
吹き込んだ風に撫でられ
色づいてゆくよ

手にした世界を永久に愛せるだろうか
ふと迷うこともあるでしょう
それでいいような気がしているよ
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