遠いまち

うららかな春は いつくるのかしら
さむそうな白梅 つぶやいた
もうじき雪が とけたなら
土の中から 顔をだして
あなたに ほほえみかけてくれるよ

茜雲きれいな 日ぐれ空に
町はしずかに うもれてく
悲しみだいた わたしに
あたたかいまなざしを
おくってくれたあなたに
きっと くるでしょう 春が

もうじき雪が とけたなら
土の中から 顔をだして
あなたに 春がほほえむでしょう
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