大阪泣かせ雨

こんなに好きに させといて
夜の新地に 消えたひと
傘のしずくを 振り切るように
あのひと忘れて しまえたら…
それも出来ずに涙ぐむ
大阪泣かせ雨

ため息ひとつ つくたびに
逃げてゆくのね 倖せは
渡りきれない この世の橋を
想い出拾って まわり道…
何処で濡れてるあのひとは
大阪泣かせ雨

ひとりに戻る 淋(さび)しさは
誰もわかりは しないけど
飲んで北浜 流れて難波
逢いたくなるのよ 酔うほどに…
どうかあのひと連れてきて
大阪泣かせ雨
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