花籠に月を入れて

あれはいつのことでしょう
こゝろ 恋い焦がれ
叶わぬ恋と知りながら 惹かれていたの

愛することも知らないまま
ひとつ、ふたつあなたを覚え
もうね、もとには戻れないのよ
どうかそばにいて どんな夜も

同じ月を見てるの 離ればなれだね
会えない月日数えてる
わたし、あなたがすき

愛することを知り始めて
ひとつ、ふたつ孤独な夜を
乗り越えてきたのはこの愛を
守ってゆきたいと願うから

愛とはとても脆いものよ
そっと、そっと壊さぬように
わたしは花籠 あなたは月
大切に包んでゆきたいの

愛することを学びました
ひとつ、ふたつ愛を重ねて
あなたの帰る場所は此処です
いつもいつまでもあなたを待つ
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