うつくしいひとたち

空と鮮やかな色彩 イカレた太陽の香り
ぼくらの夏の終わりに吹く風はまるで合図

欠けた和音の響き つまり手放すことなどひとつも怖くない
物語は枝を分つ 美しい影を落として

この星のどこかでときおり叶えられている愛
それが今ここにある
この美しさ、このさよならさえも

灰とダイヤモンド つまりぼくらは大きな地平のフラクタル
物語は海を目指す 美しい涙となって

この星のどこかでいくつも叶えられている愛
それが今ここにある
この美しさ、この別れの時でさえ

どうか愛の可能と
そしてくちびるにいつでも歌を
風に立つ彼女の髪
さよならなんてとても言えないよな

この星のどこかでいつでも鳴り続けている音楽
ぼくらが持ち寄ったメロディー、最高フレーズぜんぶ
眩しすぎる光
賛美歌の余韻
クソったれ、愛してる

愛の可能とくちびるには歌を
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