あさがお

僕はその類いの歌を知ってる
夢を綴った綺麗ごとじゃ
うまく笑えないよ

オレンジ色をした街灯が揺れる
背中合わせの孤独たちが
遠くで鳴いてる

君に届け 残らず届け
暗闇を裂いて
苦しい夜をかきわけながら
朝焼けを待ってる 朝焼けを待ってる

僕はその心の名前を知ってる
殴り書いてく言葉もまた
君に続くよ

春には優しさを 夏には夢を
寒い秋には物語を 冬には誓いを

君に向かえ 真っすぐ向かえ
季節をまたいで
どんな過去の傷跡たちも
月日が撫でてく

それでもまた浮かんでしまう
柔らかい思い出
奥の方に閉じ込めてた
弱さがこぼれる

君に届け 残らず届け
暗闇を裂いて
苦しい夜をかきわけながら
朝焼けを待ってる 朝焼けを待ってる
歌にして待ってる
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