星の川

母の匂いが 恋しい夜は
いつもひとりで 子守唄
あれから幾年 過ぎたやら
数えて忍ぶ 春や秋
きっと逢えると 手を合わせ
仰ぐ空には 星の川

古い手紙の 紙の束
そっと広げて 読み返す
いまでもこうして いれるのは
迷わず生きて 来れたから
夢があるから 辛くない
見てて下さい 星の川

声が聞きたい あなたの声を
遠いふるさと 思う度
眠れぬ夜には 目を閉じて
あなたにそっと 逢いにいく
いくつになっても 子は子供
ひとり見上げる 星の川
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