僕は君のアジテーターじゃない

一、十、百、千人分の 「正解」を祈って
損得の感情ばっかを積んだ命を背負っている
肝心な本心たちは 戦力外通告 ドブ川へ投げ入れろ

許せない事ばかりが増えてきて 僕が僕じゃないみたいだ
こんな奴知らない 知らない

短絡的なフィクションは もうノーセンキューグッバイ
メルヘンが 重量制限を超えている
愛情なんて洗脳で 心臓を壊しちゃいないか
盛大な称賛はもう十分なんだ 僕は君のアジテーターじゃない

一、十、百、千人分の 「願望」を背負って
一瞬で脚の感覚さえも失ってしまった
一体全体、原因は 誰のせいだ 始めからわかっていたんだ

敵わない夢たちが笑い出して 僕にユビを指している
手にも負えない 負えない

軽演劇の定番に スタンディングオベーションして
誰も彼もがみな拍手を贈呈
感動なんて名目で 心臓を譲っちゃいないか
一切の声援はもう必要ないんだ 僕は君のアジテーターじゃない

実体無き自分に聞きたい 「正解」とは何だった
実体無き自分に問いたい 「願望」とは何なんだ
実体無き自分に敗北 「正解」に嫉妬して
実体無き自分になって 「願望」を売っていた

成れの果ての果ての果てに堕ちる 化け物の顔をして

短絡的なフィクションは もうノーセンキューグッバイ
メルヘンが 重量制限を超えている
愛情なんて洗脳で 心臓を壊しちゃいないか
盛大な称賛はもう十分なんだ 僕は君のアジテーターじゃない

アジテーターじゃないんだって アジテーターじゃないんだって
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