嵐のあと

ちぎれ雲がとぶ 嵐の名残り
胸にうずまいた 愛と憎しみ
死ぬことも考えた ふたりの愛だよ
木の葉を舞わせる 風の向こうに
嵐は過ぎたと 人はいうけど
帰らない 青春の 愛のペイジだよ

見ないでおくれ ただ意味なく涙
すべてが終った時 嵐のあとの静けさに
始めて人を愛すことの重さを わかったよ

鉛いろの空 破れてゆくよ
一(ひと)すじの髪を 握りしめてた
死ぬことも出来たろう ふたりの愛だよ
壊されたドアに 嵐の爪(つめ)が
書き残していた 別れの言葉
これでいい 今はただ 倖せ祈ろう

きいてもムダさ これからどこへ行く
あてなく旅立つだけ 嵐のあとの静けさに
始めて人を愛すことの重さを わかったよ
人を愛することの重さを わかったよ
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