夢見てひとり

目を閉じて振り返る 夜の静寂(しじま)に
甦(よみがえ)る想い出を たどる虚しさ
逢いたくて恋しくて 心乱れて
今はただ幻を 揺れて見上げて
アー消えずに 浮かぶ面影
抱いて抱いて 抱いて抱いて…
夢見てひとり

微笑(ほほえ)みに抱擁(つつ)まれた 時の流れよ
絡ませた指先に 愛を重ねて
何もかも愛(いと)しさに 心震わせ
寄り添えば温(ぬく)もりに 涙溢れる
アー消せずに 残る面影
抱いて抱いて 抱いて抱いて…
夢見てひとり

気がつけば音もなく 変化(かわ)る季節に
悲しみも切なさも 乗せて見送る
アー消えずに 浮かぶ面影
抱いて抱いて 抱いて抱いて…
夢見てひとり
夢見てひとり…
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