夫婦坂

この坂を 越えたなら
しあわせが 待っている
そんなことばを 信じて
越えた七坂(ななさか) 四十路坂(よそじざか)
いいの いいのよ あなたとふたり
冬の木枯し 笑顔で耐えりゃ
春の陽も射す 夫婦(めおと)坂

女なら 花ならば
咲くときも 散るときも
見てて欲しいの あなたに
宿命(さだめ)あずけて 暮らしたい
いいの いいのよ 一間(ひとま)の部屋で
あなた待ってる 雪割草も
いつか芽をふく 夫婦坂

流れゆく 人の世の
哀しみに 泣いたなら
杖(つえ)になってね 抱いてね
肩を貸してね 背負ってね
いいの いいのよ ふり向かないわ
曲がりくねった 坂道だけど
ついてゆきます 夫婦坂
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